私たちは、乳幼児の養護・教育の専門家として、子どもたちの「生きる力」を育むことにより、健やかで、思慮深く、思いやりがあり、他者と関わって生きる子どもを育てる事を目標に保育を行います。
また、社会環境が大きく変わっていく事を前提に、何を学ぶかよりも、どう学ぶかを考えられる子どもを育てることにより、どんな時代になろうとも、子どもたちが主体的に自分らしく生きていく道を歩めるようになって欲しいと考えています。さらに、現代の社会環境が子どもたちの健康や発達に与えている状況や環境を認識して保育活動に活かしていく事で、子どもたちの健やかな成長を支えたいと考えています。
そんな自分らしく、健やかに成長していく事ができる子どもが、やがて、他者と協力し、創造的で、自分の能力を存分に発揮する責任感溢れる市民となって社会を活性化すると信じています。
子どもたちが本来持っている「生きる力」
質の良い睡眠と正しい生活リズムは「生きる力」の基礎を構築します。アートチャイルドケアでは、専門医と協同で睡眠をはじめとした生活リズムを改善していく取り組みである「眠育」を行っています。脳科学研究の進歩とともに、乳・幼児期における子どもたちの睡眠(質・量・リズム)発達が脳の発育・発達、さらには学習意欲や学力に大きく関係していることが明らかになっています。1歳から小学校にあがるまでの子どもに必要な総睡眠時間(夜間睡眠時間+昼寝時間)は11時間程度と言われており、特に、夜間睡眠は10時間が必要です。子どもにとって眠ることは、育つことです。睡眠や食事など生活リズムを家庭と共有し、子どもたちの健やかな成長を援助していきます。
一人ひとりの発達と人格を尊重した自分で考える教育
就学に向けて大切なのは、ただ行儀よく話を聞くことや一方的に教えられ覚えることではなく、初めて聞く話の中にも自分の興味を見出し、面白いと思ったことに集中し考えることです。一方的に教えられたことはすぐに忘れてしまいますが、自分で考えたことは自分の体験として残るものです。また、自ら学ぶ力を身に付けた子どもは、どこでも主体的に学び、「生きる力」に変えられます。アートチャイルドケアでは問いに対する答えではなく、その考え方や学び方を学ぶことこそ教育であると考えています。
そんな子どもたちを育てていくため「安心と安全」を前提に
そんな保育目標を実現するために、
子どものための環境設定
アートチャイルドケアでは、子どもが「自分らしく」あるために家庭的で安心でき、自分の興味関心に没頭できる環境づくりを心掛けています。保育室内にはあえて子どもが遊んだ痕跡を残したり、保育者からの仕掛けをしたりすることがあります。
片付けの習慣が身につくような関わりではなく、子ども自身が片付いた環境が必要だと感じた時に自ら環境づくりを行っていくことを大切にしています。
子ども自身の発想と表現を大切に
子どもたちは、日々ものを見たり、聞いたりする中でたくさんのことを感じています。アートチャイルドケアでは、子どもたちの感じたことをより豊かに表現できるよう、保育室内は過度な壁面装飾をせず、固定観念を植え付けることが無いよう努めています。
一人ひとりの生活リズムを尊重した関わり
アートチャイルドケアでは0~2歳児の子どもにはれんらくちょうを使用して家庭との連絡をおこなっています。当社のれんらくちょうは生活リズムを整えることを主な目的としています。そのため、連絡帳のコメント欄は連絡事項等の必要最小限に留めております。昼寝中のコメント記入を最小限にし、SIDSなど睡眠時の事故防止を強化する目的もあります。