身体的・精神的な発達の中でサポートを進めていく排泄のサポート。お子様が落ち着いた気持ちで取り組めるよう、丁寧に接していけると良いですね。
生まれてからしばらくは、意識と関係なく排泄する時期が続きます。おむつ交換のときにはお子様と目が合うか?話しかけに反応するか?といった部分をみながら、流れに合わせてお子様自身が身体を動かそうとしているかを感じられるようゆっくりと進めましょう。
おむつが乾いている時があると感じられるようになったら、膀胱に溜められる尿量が増えたと同時に間隔が長くなった合図です。
膀胱に溜められる尿量が増えると、尿が出ている感覚をお子様自身が感じられるようになります。身体をぶるっと震わすような身体的兆候、おむつが濡れたり汚れたりした時にモゾモゾするような動きがみられるようになったら、トイレでの排泄を徐々に始めていきましょう。
【注目ポイント】
●トイレの誘いに興味を示すか?
●嫌がらずに座ることができるか?
●出る出ないに関わらず自ら出そうとするか?
●大人がトイレットペーパーを取ることに興味を示すか?
●お尻を拭くことを嫌がらないか?
少し様子をみたところで座れたことを認めるような言葉掛けをしたり、おむつをはずせる時間帯や上手くいかない時の状況(天候、気温、水分摂取量、発汗、体調等)を把握したりすることで、お子様の成功体験や満足感を引き出しやすくなると思います。座るのを嫌がる時は、便座の高さや足がつかないことに抵抗があったり、便座が冷たかったり、何か原因があるかもしれません。無理に座らせることはせず、できることから改善して様子をみていきましょう。尿意を感じてから少しの時間我慢できるようになると、排尿の前に自ら知らせるようになるお子様もいます。頻繁に知らせる時は失敗への不安や冷え等も考えられる為、知らせる回数も進めていく上での一つの目安となります。
思うように進まなかった時には一度立ち止まり、注目ポイントをお子様と一緒に確認してみてはいかがでしょうか。“出来た!”を一緒に実感できる、これからのたくさんの特別な時間、大切にしていきたいですね。