お子様の肌、保湿剤を塗っているのになかなか乾燥や痒みが治らないような経験はありませんか？私自身も子どものカサカサ肌にずっと悩んでいながら、家族がステロイドに抵抗を持っていることにより、つい先日まで保湿剤のみを塗り続けてきました。結果的にこれまでカサカサが治ったことはなく、時には赤みが出たり強く痒がったりしていたにも関わらず長い期間我慢をさせていたと思います。
改善しようと思ったきっかけは、アトピー性皮膚炎についてのお話を伺ったことでした。アトピー性皮膚炎とは、痒みのある湿疹が出たり治ったりを繰り返します。軽傷だと皮膚が乾燥して痒がるだけのこともある為、ただの乾燥肌かなと思ってしまいがちです。我が子も可能性があるかもしれないと感じ、まずはきちんと説明してくださるお医者さん探しからスタートしました。ステロイドの使用を控えていた過程も相談したところ、“全身にだいぶ強い痒みがあると思う。まずは取り除いてあげませんか？”“ずっとステロイドを塗り続ける訳ではありません。”といった内容の説明を丁寧にお話しいただき、保湿剤に弱いステロイドを混ぜたものが処方されました。1週間その薬を塗って様子をみることになり、お風呂上がり等清潔な肌にというポイントもご説明いただきました。塗り始めて3日程経つと、これまでの我が子の肌には感じられなかった肌のすべすべを少し感じられるようになりました。5日経つ頃には、赤みがほぼ目立たなくなり痒みを訴えることもなくなりました。1週間後、再度皮膚科を受診して肌の状態を見てもらったところ、赤みが残るところのみ同じ薬を使用し、他はきれいになっているので朝晩の保湿をしっかりしていくという方針で、現在も皮膚科に通いながら治療を継続しているところです。以前はいくら保湿剤を塗っても肌に白く広がり浸透しなかった我が子の肌ですが、今では保湿剤のみでも肌に浸透するようになり、改善を感じられる毎日です。
私自身は普段何の症状もありませんが、妊娠後期に妊娠性痒疹という症状が全身に出ました。非常に強い痒みで何にも集中できず、睡眠不足やイライラが止まらない日々を過ごしたことを覚えています。子どもは、痒みや痛みに対してどうすることもできず、それを楽にしてあげられるかどうかは身近な大人の判断や行動に委ねられます。ステロイドを推奨しているということではなく、使用するかしないかという判断も含め、治療方法をお医者さんやご家族と話し合うことが大切なのではないかと感じました。
お子様のデリケートな肌を守る為にも、それぞれに合った方法で冬のカサカサを乗り越えたいですね。