事業所内・院内保育はアートチャイルドケア

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事業所内・院内保育はアートチャイルドケア

カラフルノート~いろんな芽を出せ子どもたち~

『褒める子育て』とは

皆さんはどのようにお子様を褒めていますか?
~簡単なようで難しい“褒める”ということ~

 日々子どもと過ごす中で、つい叱ってしまう場面もあるかと思います。慌ただしい一日が終わり、すやすやと眠る子どもの寝顔を見た時に、「叱ってごめんね…」と自身を責めてしまうような経験も一度はあるのではないでしょうか。子育てには正解がなく、行き詰ってしまう時だってあります。そんな時は一息ついてみませんか。コーヒーを飲んだり音楽を聴いたり、深呼吸をするだけでも良いのです。気持ちが落ち着いたところで、一度子どもの成長の様子や普段の子どもとの関わり方を思い返してみてください。その際、ぜひ気に掛けてみていただきたいことがあります。
 まず重要なのは比べる対象についてです。理想的な姿や周りの子どもと比べ、「我が子はまだ〇〇できていない…」と焦りを感じたことはありませんか?そこで、比べる対象を『少し前の我が子』と『今の我が子』にシフトしてみるといかがでしょうか。“前よりもこんなことが出来るようになったな”“こんなことも考えられるようになったんだ”と、子どもの成長や頑張りが少しずつ見えてくるかもしれません。
 そして、褒めるべき時に褒めているかどうかです。子どもにとって、成功体験の積み重ねは自己肯定感に繋がります。側にいる大人に褒められ自信をつけていくことは、そこに大きく影響を与えます。しかし側にいる大人が大袈裟に何でも褒めてしまうと、『自己肯定感』ではなく『優越感』を育ててしまいかねませんし、それは『劣等感』へと転化することもあります。『優越感』と『劣等感』は他者との比較でしか自分を測れないのに対し、『自己肯定感』はその子の心に育つ絶対値となり、自分自身を測る物差しとなるのです。

 自己肯定感を育てる褒め方のヒントとなるのが、前記のように子どもの『少し前』と『今』を比べることなのではないかと思います。トイレに行けるようになることも、お箸が上手になることも、自分で着替えられるようになることも全て、子ども一人ひとりに成長のペースやタイミングがあります。側にいる大人が、そこに寄り添いその子自身の成長を感じることこそが、自己肯定感を育てる褒め方に繋がっていくのではないでしょうか。

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