変化の激しいこれからの時代に必要なの資質・能力は『21世紀スキル』と呼ばれています。獲得した知識や技能を使って課題に取り組む意欲や、他者と協調して問題を解決する社会的スキルを含めた力がこれに当たります。つまり今の子ども達には『何を知っているのか』ではなく、『知っていることで何ができるのか』が求められています。
では具体的に、どのように子どもと関わっていけばよいのでしょうか。子どもの興味・関心から発生するのが「遊び」です。子ども自身は面白いから遊ぶのであり、学ぶ目的の為に遊ぶのではありませんが、その経験を通して身体的能力や思考力、人と関わる力などが培われていきます。遊びは幼児期の子どもにとって重要な学習なのです。
例えばブロック遊び。車やお城など作りたいものを決めたら、はじめから組み立て書を見せたり大人が先にやってみせるのではく、子どもの思うままに組み立てさせてみましょう。時には「どうしたら車が走るようになるかな」「お城を高く積み上げるにはどうしたら良いかな」と、子どもの思考力を刺激するような言葉掛けをしてみることも大切です。大人が少し意識して働きかけることで、子どもの未来に必要な力へと繋がっていくのかもしれません。
アートチャイルドケアでも日々計画を立て、遊びを中心とした保育の中で子ども達の21世紀スキルに繋がるよう働きかけています。