乳幼児期の夜間睡眠は、夜7時～朝7時の間で平均10時間程度寝ることと、入眠・起床時刻ともに毎日一定であることが望ましいとされています。

これらの条件に加えて、寝ている途中で起きないこと、いわゆる中途覚醒がないことも大切です。例えば、遅くに帰ってきて眠っているお子さんを一度起こしてスキンシップを取るという行為は、中途覚醒状態を作ってしまっていることになります。毎日同じ時間帯に眠り、十分な睡眠量を取っていたとしても、中途覚醒によって「眠りの細切れ状態」になってしまうと、眠りの質が低下し、睡眠欠乏と同じように心身の発達に影響を与えます。スキンシップを取るのは夜ではなく、すっきりと目覚めた朝に十分とるようにしましょう。