アートチャイルドケアは、子育て支援を通して社会に貢献するという企業理念の下で、さまざまなタイプの保育所運営を行ってきました。その保育所を利用されているお子さまのなかには、発達に課題のあるお子さまもいらっしゃいます。
アートチャイルドケアでは、発達障害の専門研究員が、対象の園を巡回してお子さまを観察し、対象となるお子さまやその保護者様とどのように向きあっていけば良いかを、保育者や保護者様と議論してきました。しかし、そのような活動から、例えば、保育所の保育環境をお子さまの発達状況に応じて変化させることは可能であるものの、本格的な療育までは踏み込めませんでした。
おりしも、アートチャイルドケアでは、「生きる力を育む」という保育方針の実現のひとつとして、過去何年かにわたって、「睡眠と生活リズムの改善運動」を実施してきました。顧問の先生方の研究および臨床経験によれば、一部の発達障害的な症状と睡眠と生活リズムの乱れは間違いなく因果関係がある、ということもわかりました。
そのような経験と児童発達支援制度の現状を考えたときに、アートチャイルドケアとして、児童発達支援事業に進出すべきではないかと考え、数年間の研究の後、2016年児童発達支援事業(母子通所型児童発達事業者)を「アートチャイルドケア SED SCHOOL」というブランドで開始しました。
「アートチャイルドケア SED SCHOOL」は、他の事業者とは違い、「睡眠と生活リズムの調整」と「感覚・運動リズムの調整」を土台においた療育を実施し、発達に課題のあるお子さま一人ひとりの個性に応じた自信を育み、意欲を育てるプログラムを設定いたします。そのために、全ての教室に感覚調整器具を設置するなど、日本でも最高水準の環境を整えています。
また、保護者様に寄り添った支援を実施していきます。
子育て支援を通して社会に貢献するという企業理念の実現のために、日本全国でこのSED SCHOOLを展開していく予定です。