事業所内・院内保育はアートチャイルドケア

事業所内・院内保育はアートチャイルドケア

当社の理念

ACCの園の取り組み

豊岡こうのとり巣立ちプロジェクト
~保育園を基点とした睡眠と生活リズム改善の取り組み~

アートチャイルドケアでは、2012年から「睡眠と生活リズム改善運動」活動を続けています。
具体的な取り組みとしては、子どもの生活リズムに関して、睡眠調査をし、結果をフィードバックする調査関連、職員や保護者等への教育・啓発活動関連、啓発ツールの作成など、眠育の啓発活動があります。
活動を始めた当初は、当社の職員も眠育がどんなものかまだまだ分からないといった状況でしたが、子どもの睡眠実態を知ったり、眠育とは何かということを社内で情報を共有したりするうちに、職員の中で興味を持つ人が増えてきて、保護者に対して啓発活動を行う園がみられてきました。そのひとつにアートチャイルドケア豊岡こうのとり保育園(現アートチャイルドケア豊岡こうのとり認定こども園)があります。
豊岡こうのとり巣立ちプロジェクトとは、子どもたちの「将来の根っこを育む」ことを目指し、アートチャイルドケアが運営する、アートチャイルドケア豊岡こうのとり保育園(現アートチャイルドケア豊岡こうのとり認定こども園)とともに、2017年に実施したプロジェクトのことです。このプロジェクトは調査研究と啓発活動の2本立てで構成されました。

【調査研究】

睡眠調査:家庭と園での睡眠時間を2週間にわたって記録。
保護者アンケート:帰宅から就寝までの時間とその過ごし方
児童の日中の生活における気になる行動の確認

【啓発活動】

子ども:睡眠カレンダーの実施、保護者と職員による眠育の寸劇
保護者:睡眠調査の結果をもとにアドバイザーによる相談、保護者会での講演、グループでの意見交換、具体的な改善行動の提案
保育職員:眠育アドバイザー養成講座の実施、講演聴講
地域:眠育シンポジウム(将来の根っこを育むために~豊岡の子どもをとりまくわたしたちにできること~)の実施
幼稚園、保育園、小中学校を含む地域関係者へ眠育について周知、アドバイザーによる発信

シンポジウム資料

シンポジウムの当日資料。
オリジナルのクリアファイルを作成し参加者へプレゼント。

すいみんカレンダー

起きる時間、寝る時間の目標を立てて、守れたらシールを貼るカレンダー

羊シール

すいみんカレンダーに貼るシール

このような取り組みを通じて、保護者や地域とともに子どもの生活リズムについて考える機会を作っていきました。
地域に眠育を広げていく取り組みとして実施した眠育シンポジウムは、豊岡市教育委員会にも後援いただき開催しました。
当日は、眠りの大切さについて、熊本大学名誉教授で小児科医の三池輝久医師にご講演いただいた他、眠育アドバイザーの職員による豊岡こうのとり保育園での眠育の取り組みに関する発表、パネルディスカッションなどが行われました。沢山の地域の方にご来場いただき、盛会のうちに終了しました。
参加者のアンケートには、知らないことが沢山あり勉強になった、早く寝て起きる事は昔から言われてきているが、根拠がきけて納得できた、改めて大事さが分かった、今以上に家でも意識して早寝早起きに取り組みたい、今までの睡眠を反省した、家族で取り組みたい、保育園や小学校でも子どもにも睡眠と大切さをもっと伝えてもらいない、自分の子育て期にききたかったなどの声がありました。
知らなければ行動にも移せないので、まずは眠育に関する情報を多くの人に広く伝えていくことの重要性を改めて感じた経験でした。

シンポジウム当日の様子

シンポジウム当日の様子